赤ちゃんに学ぶ、正しい身体操作

2019年2月15日

赤ちゃんは、かわいい

赤ちゃんって、かわいいですよね。


無垢な笑顔。ぷにぷにの肌。ミニチュア感。

こういう見た目だけでは説明できないほど、

私たちの内側からわき上がってくる、

赤ちゃんってかわいい、という感情。


この感情はどこからくるのか。


それは本能からくるものです。

赤ちゃんをかわいいという感情が、

われわれ人間という種を存続、繁栄させる為に、

必要な要素だった。

だから、赤ちゃんは、ただただかわいいのです。

本能がそう思うように命令している、と言えるかもしれません。

それはさておき。

赤ちゃんは、すごい

赤ちゃんの身体の動かし方って、すごいと思いませんか?

だって、筋肉ないんですよ。

筋肉ないのに、

寝返りをうったり、ハイハイしたり、

歳になる頃には立ち上がり、しまいには、歩き出す。

どこにそんなパワーがあるのでしょうか。


ところで、室伏広治選手をご存知ですか?

赤ちゃんに学ぶ、ハンマー投げ選手

ハンマー投げという陸上競技で、

アテネオリンピック金メダル、

日本選手権20連覇という偉業を成し遂げた、

日本屈指のフィジカルモンスターです。


その室伏選手も、

筋肉の発達していない、

赤ちゃんの身体の動きを研究し、

トレーニングに取り入れていました。

人が生まれながらにして会得していた、

赤ちゃんの身体操作の極意とは?


それは「腹圧」です。


体の中心であるお腹に、

しっかり力がかかった状態。

それが、「腹圧」により「体幹」が安定した状態。

赤ちゃんのパワーの源泉です。

筋肉がほとんどないのに、

何度も寝返りをうつ。

立ったり座ったりを繰り返せる。

歩く。

もう少し成長すると、

一日中走り回っていられる。


そんな、無尽蔵にも思えるパワーの源は、

「腹圧」により「体幹」が安定した状態から生まれている、

のだそうです。


筋肉ではなく、体幹から身体を動かす。

もしかしたら、

日々衰える私たちの身体能力に抗うのに、

このあたりがポイントになってくるのかもしれませんね。